CMO #386 (25 June 2011) 和文お便りLtE
●・・・・・題名: 木星画像 J110522
送信日時: Mon 05/23/2011 13:53:19 JST
木星画像 J110522
今朝の画像です。雨があり透明度も悪い状態でしたが、GRS近辺が捉えられました。
GRS前方のSTrZにはSEBの盛り上がり(II=126)があり、合の間に出来たものでしょうか?
阿久津 富夫
●・・・・・題名: CMO/ISMO #385 拝受
送信日時: Mon 05/23/2011 16:54:45 JST
本日、CMO/ISMO #385 届きました。外出していたので
時刻は不明ですが、いつものとおりだとお昼ごろと
思われます。
いつもありがとうございます。
淺 田 正
●・・・・・題名: Re: 木星画像 J110522
送信日時: Mon 05/23/2011 17:37:56 JST
石橋様、土星の白斑が分かりますね。画像処理は時間が掛かります。私もこれは辛いのですが、フィルム現像、焼付け作業から比べると楽になりました。
台風2号がフィッピリンの東側に発生しました。これから天気が悪くなり、観測が出来なくなります。朝までゆっくり、睡眠が出来ます。
久々の月面です。アルプス谷、グラビウス、ハードレー谷、平行谷
阿久津 富夫
□・・・・・Tsutomu Ishibashi wrote:
阿久津様
GRS前方の盛り上がり、あまり見た覚えがない形ですね。赤斑孔の南と同じくらいの緯度まで盛り上がっていますね。
21日の土星、眼ではそれほどよくなく、カッシーニがやっと見えるかどうかという感じでしたが、画像処理で何とか白斑も出てきました。
石 橋 力
●・・・・・題名: 美夷趣図6下唐突的注釈
送信日時: Tue 05/24/2011 20:07:39 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
今宵は悪友たちと艶やかなネオンの巷に出撃します。使用済
み核燃料棒を振り翳す勢いですが「海水かけるわよ」と撃退
されるのがオチでしょう。
Fig.6のNoteはなんじゃらほいですが、画像のひとつにNew-
tonを示す矢印が付いているのと、すぐ下の本文でNewton、Co-
pernicus及びKeplerの見えなさそう具合を位置取りと雲霧の
点から論じています。Phaethontis-IcariaはNewtonやCoper-
nicusの間近ですし、Aeolis-Elysiumは経度がKeplerに近い。
ということで、1915年にはカタログに載っているだけでも1月
と12月にその辺りでDust Stormが起こっているぞ。だからこ
の年は雲霧だけでなくてdustも漂っていてその辺りは見るのが
難しかっただろう、と言いたいのかなと感じた次第です。
他の件につきましては酔いが醒めてから急いでメール差し
上げたく存じます。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: 英文LtE用画像再添付
送信日時: Wed 05/25/2011 23:25:47 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
5月23日発信の英文LtE“Still have a hope of seeing Mar-
tian craters”の画像をjpgに直してここに添付いたします。
ビーシュの大チョンボについては南先生の来号の巻頭稿で
ご指摘いただければ私がLtEで追い討ちを掛けるまでもないと
思いますので宜しくお願い申しあげます。
あとペリエが拙LtEへの返信の結びで、Elysium
Monsはタル
シスの従兄弟たちのように欠け際近くで翳って見えたことが
ないんだけど、と言ってますが……私は2005か2007のCMOの
ギャラリーでいくつか例があったような気がするのですが…
南先生のphotographic memoryならばたちどころにどどっと
像が浮かんでくるのではと想像いたします。
幸い私の脳血管関係も異常無しのようで安堵しましたが、
痛風は非常に不味くて尿酸値を下げる薬を内服することにな
りそうです。と言いながら、明日は同級会で上京し、久々に
夜の銀座に出撃して毒と放射能とクダをまく予定です。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: Re: Fw: Press release: Mars Formed Rapidly into Runt
of Litter
送信日時: Fri 05/27/2011 20:16:37 JST
南 様:
MARS FORMED RAPIDLY INTO RUNT OF PLANETARY LITTER
でads (Astrophysics Data System)で検索しましたが、
ヒットしませんでした。Natureですよね。まだ出版されて
いないのではないでしょうか?うちの大学でもとっています
ので、そのうち出版されたらコピーがとれると思います。
淺 田 正
●・・・・・題名: 木星画像 J110529
送信日時: Mon 05/30/2011 13:56:30 JST
木星画像 J110529
GRS前方のStrZの異変付近の画像です。GRSから伸びたstreakのように思いましたが、違うようです。 長さはは40°以上あります。
この経度をUV,CH4,IRで見るとベルトが全く違います。CH4ではSEBsが写りません。
またNTZにはメタン白斑があります。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: 土星画像 S110529
送信日時: Mon 05/30/2011 17:34:38 JST
土星画像 S110529
台風2号通過後のやっと晴れた昨夜の画像です。 stormは眼視でもまだ見えています。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: 資料拝受
送信日時: Tue 05/31/2011 22:34:08 JST
添付ファイル: Relief Elysium 2 .JPG
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
本日夕刻、メール便にて『2001年の火星観測報告.(その2)』
の別刷、及びビーシュ氏、カー氏の論文のコピーを拝受いた
しました。福井市天文台のBulletinはPDFで既読ですが別刷
いただけまして光栄です。B氏の論文はまあこんなもんでし
ょう。カーの論文の34頁のprofile図は参考になります。
本日添付の画像は、書きかけの英文LtEに添付する予定で
作った“A Self-explanatory Arrangement of some Martian
Images"です。左から:
☆MGS/MOC image on 2 July 1998
☆MGS/MOC Approach Image on 20 Aug
1997 centered at 23.6°N 217.4°W
★Damian PEACH's
R image on 22 Sep 2005 01h04mGMT ω=219°W φ=19°S λ=293°Ls
δ=16.7" ι=34°
☆HST WFPC2 Image on 8 Nov 2005
just one day after the opposition.
☆MGS/MOC Approach Image on 21 Aug 1997
aimed at 23.6°N
127.2°W
先日は陰影付き立体クレーター像で、“confusing
mimetic
albedo
features”でぺリエに一本取られましたが、このピ
ーチの画像は、位相角といい、この辺りの晴れ具合といい、
“The true shading of the relief of Elysium Mons”を
示していると思います。カーのprofile図の説明でも裾野が
周囲の平野にゆるやかに移行する「ゆるい富士山形」をして
いるので、高さの割りにタルシス3山やオリュムプス山ほど
顕著なshadowing黒化を位相角の大きい時でも示さないのかな
と感じます。ぺリエの疑問に戻って、地上からの我々の望遠
鏡でも、“Shadowy Elysium Mons near the terminator ”は
易しくはないけれども検出あるいは撮像可能かと思います。
Paulo CASQUINHAの30 Dec 1997の画像や、ピーチの17 Feb
2010の画像、Flanaganの幾つかの画像でもrelief的なElysium
Monsが見えるものがありますが、位相角などの点から、Oppo-
sition effectのanti-solar brighteningの輝斑が過剰画像
処理でpseudo-relief外観を呈している可能性もあるような
気がします。
英文LtEは近日中にお送りしたいと思います。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: Re: Hyperboreus L
送信日時: Thu 06/02/2011 11:55:42 JST
添付ファイル: 09_10Note(15)Hyperboreus
L._01jtd.jtd
南 政次 様 前略失礼します。
URLを入れたものをお返しします。
リンクのはPDFにして確認してあります。
一部タイプミスを赤字にしてありますので、ご検討下さい。
1/3改行にしてだいぶ短くなり、DPcの画像は位置を変えました。
それではまた。 草々 11:48 JST Mk
村上 昌己
●・・・・・題名: 善光寺西街道/ 3 June Mk
送信日時: Fri 06/03/2011 00:51:18 JST
南 政次 様 前略失礼します。
猿ヶ馬場を通る善光寺西街道は下記地図のルートだと思います。
http://www.u-sol.co.jp/hodogaya/kaidokml/zenkojiW.html
篠ノ井線の開通は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%A0%E3%83%8E%E4%BA%95%E7%B7%9A
によると、全線を11の工区に分けて、1896年(明治29年)10月に着工され、
1900年から篠ノ井方より順次延伸され、1902年に塩尻まで全通した。
1906年には八王子から伸びてきた鉄道が接続して、東京 - 長野を結ぶ第2の
ルートが完成した。
とありますから、ローエルが旅行した1889年では、善光寺西街道を人力車で
松本へ抜けたのだと思われます。
それではまた。 草々 00:40 JST Mk
村上 昌己
●・・・・・題名: An artifact on the morning terminator?
送信日時: Sat 06/04/2011 00:11:27 JST
添付ファイル: A lumonous projection just off the morninng
terminator.JPG
Dear Dr. Minami, when I was sweeping the
terminator
areas on the HST images on the
Web, I noticed a pecu-
liar luminous projection over the
dark side just off
the morning terminator around Phoenicis Lacus on 17
May 1997 HST image(ω=45゜W). What on Mars was that!?
Was it an artifact? Or was it
related to some solar
activity? Best Wishes,
Reiichi KONNAI (Fukushima, Japan)
●・・・・・題名: Re: An artifact on the morning terminator?/ 4
June Mk
送信日時: Sat 06/04/2011 11:38:25 JST
南 政次 様 前略失礼します。
メール拝見いたしました。
>>17May1997の頃の太陽の活動状況を調べていただけませんか。
早速調べてみました。
私の観測では前年の1996 May が極少期の底で
1997年になってからの相対数の変化は
1997
北半球 南半球 全面
Jan
2.6
5.2
7.8
Feb. 8.9
5.3 14.2
Mar. 6.9
6.4 13.3
Apr. 6.8 15.7
22.5
May 26.4
7.6
34.0
Jun. 17.1 8.8
25.9
と4月・5月に中型の群で少し活動的になってきたかなという頃でした。
NOAA,
Space Environment Center の
http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/warehouse/1997/1997_DSD.txt
から4月5月の、日毎のデータを切り出したものを添付します。
フレア活動は弱かったと思われます。
それではまた。 草々 11:24 JST Mk
村上 昌己
●・・・・・題名: TYA191_192/ 4 June Mk
送信日時: Sat 06/04/2011 17:28:44 JST
添付ファイル: Image245.jpg, TYA191.jtd, Image246.jpg,
TYA192.jtd
南 政次 様 前略失礼します。
TYA書きましたので、表紙画像とともに添付いたします。
それではまた。 草々 17:25 JST Mk
村上 昌己
●・・・・・題名: 欠け際の明突起
送信日時: Sat 06/04/2011 19:29:20 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
私はぺリエのようなHST画像閲覧の特別なルートを持ってい
ないので(持ちたいと思っていますが)、普通にアクセスでき
るウェブサイトの火星画像をただ眺めているだけです。1997
年5月17日の画像はCMOのリンク経由で見ていて気付きました。
独創性のない私の頭ですがアラ探しは得意で、特に、暗い対
象の検出は慣れているのでこのくらいの異常はあまり見逃さ
ないと思います。
アントニアディのスケッチ有難うございました。本当に形
がそっくりですね!フカの背ビレ形というか、北斎のBreak-
ing wave形というか、プロミネンスアークの片脚形というか
…意味深な形です。
2007/2008と似ていると考えれば、1929年3月16日では季節
は45°Ls前後、tiltは赤道ちょい北、視直径はMellish
Case
の時と同程度…やはりアントニアディは凄い!
1997年5月17日はCMOでは季節は120°Lsあたり、tiltは25゜N
くらい、視直径は10"ちょいですか…HSTも流石!
1927の突起はAppolinaris Pateraに、1997のはArsia
Mons
に近いようですがあまり関係ありませんか。南先生の言われ
る通りで連続観測がないとどうしようもないですね。同種の
現象は探せばもっと出てくると思うので、共通項を検討する
「疫学的論考」は可能かもしれませんね。眼に留まったときに
溜めておきます。
話が替わりますが、先に添付のHSTの1997年の二葉の画像
南縁には、Argyre PlanitiaとGalleクレーターが霧に満たさ
れて非常に綺麗に写っています。火星像の視直径との比例計
算でもそれぞれ径620km、220kmとドンピシャです。Mellish
Caseでの欠け際でのArgyreの見え方のヒントになると思いま
す(ぺリエに凹まされましたが私は未だ諦めていません!)。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: 欠け際の明突起:追伸
送信日時: Sat 06/04/2011 23:36:14 JST
添付ファイル: HST terminator projections 17 May 1997.JPG
追伸失礼いたします。
連続観測がないとどうしようもないという話の関連です
が、Homepage
for HST Image Galleryの1997年5月17日撮
像分で載っている三葉の画像の欠け際にはいずれも明るい
突起ないしはarcのようなものが見えますので、三葉纏めて
添付いたします。
他にも色々チェックしてありまして、中には衝時のリム
から立ち上がっているように見えるものさえあります。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: Re:白雲?
送信日時: Sun 06/05/2011 22:28:32 JST
添付ファイル: HST 28Apr 1999 Limb Cloud.JPG
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
幾つもの白雲の画像有難うございます。やはり色々出てきま
すね。添付頂いた27Apr1999の画像は255nmのものですね。こ
れは私は全く気付きませんでした。
ここに添付の28Apr同年の画像に見える白雲は顕著なので
昨年から注目していました。255nm、336nm、410nm、502nmの
複数の画像に認められますからartifactでないことは明らか
です。別のサイトにある同日同経度のRGB画像ではスカッと
見えなくなっています。255nmの画像で計測すると85kmほど
の高度に達しているようです。
火星周回衛星画像でしか捉えられないかと思っていた高高
度の白雲がHSTでは写るということでしょうか。地上ベース
の撮像の現状ではB光画像の解像度から見て厳しいでしょう
か。眼視による検出の方がむしろ有利かもしれないですね。
Morning terminator, limbでの出現が圧倒的に多いような
のはもちろん南学説の正しさを反映しているのだと想像いた
します。
夜昼逆転のハードなスケジュールで体調を崩されぬようど
うぞご自愛ください。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: Re:白雲?:追伸
送信日時: Sun 06/05/2011 22:49:15 JST
追伸:1999の衝はApr24でしたから、Apr27、28の火星像
西縁はもうterminatorですね。従って28日の白雲の高度85km
は過大見積もりかもしれません。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: 掲載画像等
送信日時: Mon 06/06/2011 14:01:46 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
LtE掲載用の画像等は南先生のお考えのように如何様にも削除、
差し替え等お任せいたしたく存じます。
またこのような現象の総合的評価、論考は南先生しかでき
ないと思いますので、機会があれば巻頭或いはNoteで南先生に
ぜひ解説していただいて、勉強させていただきたく、宜しくお
願い申し上げます。
巨大余震、津波が来ない限り、そろそろ出撃要請も終焉しそ
うです。このところ放射線測定装置を持ち歩いておりまして、
石川町はコールドスポットなので環境放射線量は屋外でも0.08
〜0.15μsv/hです。1μsv/hで警報が鳴るように設定してあり
まして、業界事務所のある福島市や郡山市に接近すると鳴りっ
放しで初めはギョッとしましたがもう慣れました。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: 木星画像 J110604
送信日時: Mon 06/06/2011 22:57:58 JST
木星画像 J110604
透明度の悪い条件で、これが限度です。SEBZには斜めに分断する明部(II=300)がある。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: 土星画像 S110605
送信日時: Mon 06/06/2011 22:59:15 JST
土星画像 S110605
阿久津 富夫
●・・・・・題名: Evening limb high-altitude
clouds
送信日時: Mon 06/06/2011 23:19:19 JST
添付ファイル: MarsNACColorCloudEnhanced_UV_H ENH.jpg,
colour_composite_nir_green_nuv_H ENH.jpg
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
Limb、それもevening limbに雲様の突出像が見つかる例は極
めて少ないのですが、下記は確実と思われます:
http://www.esa.int/SPECIALS/Rosetta/SEMUDT70LYE_1.html
ESAのRosettaが火星接近中の25Feb2007に25万kmの距離から撮
像した画像を色々処理していて、北半球のdawn lineと、dusk
side limbの両方に白雲が出ているようです。近UV強調の3色
合成像(最初の画像です)、及び近IR-G-近UVのカラー合成像を
それぞれ高解像度jpgでダウンロードして自分で強調処理して
も、両方の画像で見事に明け方、夕方両方の白雲が出ます(添
付)。
蜘蛛の巣徘徊中にB氏の下のようなarticleに出会いました:
http://alpo-astronomy.org/mars/discrete.htm
参考文献のところを見るとパーカー氏はB氏と色々連名してい
るのですね。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名: LtE(和文)Now
送信日時: Tue 06/07/2011 23:31:40 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
LtE(和文)Now驚きました。印刷編集の枷のない枠を見事に活
かした画期的な試みと思います。Overseas Martiansも魂消る
ことでしょう。速報性抜群なので日本語を勉強する人も出て
くるかも!? 南先生は『火星通信』の和文を、中国語圏の読
者のために意識して漢字勝ちに書く、と書いておられたよう
に記憶しているのですが。英字勝ちの和文LtEもありでしょう
か?
さて、Shadowy Elysium Mons near the terminatorの言い
出しっぺのペリエも色々画像をreviewしているようで、私信
で連名でISMOにこれについて何か書かないか?との提案があ
りました。私の方は情報提供ということで名前を連ねるので
あれば構わないかなと思うのですがいかがでしょうか?シン
グルネーム、或いはイニシアティブを取ってエッセイ等を書
くのはやはりcoming apparition終了以降にさせていただけれ
ばと希望しております。
話題が変わりまして、私の観測所ですが、本震でドームが
一方向(上から見て時計回り)にしか回らなくなり、度重なる
強い余震でついに全然回らなくなってしまいました。至急修
理の必要があるのですが、ドームメーカーが東北地方全域の
ドームの修理でやりくりがつかないということで困っていま
す。望遠鏡だけ自宅のベランダに移動しようかとも考えてい
ますが、狭いのと、巨大余震も来そうなので迷っています。
来週所要で上京の折に馴染みの望遠鏡ショップに寄ってコン
パクトな経緯台自動追尾のC-14やミードの16吋シュミットカ
セをチェックしてみようかと思っております。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・・・・・・題名: スキアパレッリの切手
拝受日時:2010年6月8日午前
前略、南様、何時も主人がお世話になっております。
この切手を送るように頼まれました。又いつかお会いしたいと申しておりました。
いつでもイタリアにいらしてくださいませ。草々
泉井 弘美 (ジャンニ・クアッラ夫人)京都にて
(註)2010年はスキアパレッリの没後100年にあたり、記念切手が出ました。機会があれば送ってくださるようクアッラ氏に頼んであったわけです。100枚も頂きました。尚、英文の方では記念会議録が出ます。(Mn)
●・・・・・・・題名: Re:
1956年のフレア
送信日時:
Wed 06/08/2011 12:04:47 JST
南 政次 様 前略失礼します。
メール拝見いたしました。
>>50年に一度だったというフレアの1956年のデータは得られますか?
探してみましたが、1956年2月23日にあったことは判りましたが、詳しいデータは未だ見あたりませ
ん。
先日お送りした http://www.swpc.noaa.gov/Data/ からのデータは、太陽観測衛星が打ち上げられ
てからで、フレアのデータは、日本のものでは
平磯 1992から
三鷹 1958から
乗鞍 不明
で、役に立ちません。
ただ、1956年2月23日の三鷹でのスケッチは残っています。
国立天文台には以下のページがあるのですが、
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/wdc/qbsa.html
太陽活動季報
最下段にある「バックナンバー」のリンクは許可がいるのか私のところではつながりませんでした。
{1956年のフレア}で検索していると、以下の論文がありました。
PDFになっていて、ダウンロードは有料です。表紙のイメージがありましたので画像にして添付しま
す。
The
great solar flare of
effects
at Ahmedabad
K. R.
Ramanathan, R. V. Bhonsle, K. M. Kotadia and R. G. Rastogi
http://www.springerlink.com/content/v74m3081601x2107/
それではまた。 草々 11:48
JST Mk
村上 昌己
(註) 1956年は黄雲の出た年ですが、期日上ずれているようです。2003年のフレアも並び称されています。(Mn)
●・・・・・題名: 木星画像 J110608
送信日時: Thu 06/09/2011 13:12:21
JST
木星画像 J110608
今朝は低空に雲があり、木星の高度が上がるまでは待っていました。
GRSは濃度がなく、内部が雲に覆われているようです。
阿久津 富夫
●・・・・・・・題名: 木星画像
J110610
送信日時:
Sat 06/11/2011 22:08:49 JST
木星画像 J110610
気流はあまり、良くない状態ですが、GRS前方のSTRZの膨らみ部分はさらに前に進行しています。濃度はなく、全体として暗い、コントラストがない。
阿久津 富夫
●・・・・・・題名: 火星画像Ak11Jun11
送信日時: Sun 06/12/2011 15:31:45 JST
南、村上様
今朝の火星を添付します。火星の視直径が小さく、低空でフニャフニャ像です。カラーは無理やり作ってみました。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: 木星画像 J110611
送信日時:
Sun 06/12/2011 16:36:28 JST
木星画像 J110611
昨年のSEB攪乱活動は、この経度ではまだ残像があります。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: Two different imagers' images confirm Mn's
visual detection of the protrusion from the dawn terminator on 4&7Nov2003
送信日時:
Sun 06/12/2011 21:48:22 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
Pellier氏のofferにhonored
to acceptと返信いたしました。
さて、南先生の4th&7th
Nov.in 2003のvisual detection
of
an exceptionally clear projection from the southern
morning
terminatorについてですが、学会発表に際して宮崎
勲氏の画像についてa
certain planetary scientist spat out
“Such
an image lacks reliability”やに聞いております。
そこで前後のCMO
galleryやHST imagesをreviewしてみました。
添付の画像のように、7Nov2003の森田行雄氏の画像にもこの
protrusionがclearly
recordedと思うのですが如何でしょう
か? 森田氏の画像ではThe
protrusion seems more explicit
on the
G,R and IR images than on the B imageで、この点
でこのところHSTやRosettaの画像で見られる白雲と異なるかと
思われます。
講演会聴講等でお疲れとのことで、どうぞご自愛下さい。
また宜しくお願いいたします。
追伸:阿久津富夫氏 が早々と火星の画像を得られて刺激を
受けます。
近内 令一
●・・・・・題名: 木星画像 J110613
送信日時:
Tue 06/14/2011 13:34:43 JST
木星画像 J110613
今朝の木星です。雲が多く、気流も悪い状態です。GRS後方は、常に乱れた模様が見られ、SEBが濃くなった時のパターンになりました。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: An
informative image
送信日時: Tue 06/14/2011 23:52:19 JST
添付ファイル: Mars Express VMC 16 June 2010.JPG
Dear Dr. Minami, Bill, Bill, Christophe,
Attached here is a very informative image by ESA
Mars Express VMC.
Argyre system and Valles Marineris are explicitly shown
on the dawn terminator which may give a hint of
the view
by Mellish. Best Wishes,
Reiichi KONNAÏ
●・・・・・題名:
Re: 火星課だより兼ISMO
Essay
送信日時:
Wed 06/15/2011 00:12:51 JST
添付ファイル: Mo 1-4 July 2001 color1.jpg, Mo 1-4 July 2001 mono.jpg
南 政次様
メール有難うございました。いつも土星画像を送っていただき有難うございます。
随分ご無沙汰しております。40分観測についてですが、1992年7月から『火星通信』に
入会させていただきましたが、その当時は40分観測については全く関知しておらず
TPで一発必中、Seeingを見計らって撮っておりました。自家現像し現像液を手作り
し、フィルターは表面模様のよく出るR中心でした。1996年ころにはMutohCCDカメラ、
1999年ころにはST-5Cを使用するようになり(撮像の数は1〜数十コマぐらい)その
頃から40分観測を始めたと思います。
2001年ω=212°Wの像は40分を念頭においてではありましたが、正確ではなかったのが残念です。
2001年
R 7月1日 13:06
GMT
7月2日 13:38
GMT
7月3日 14:10
GMT
7月4日 14:55
GMT
現在は40分観測ではなく、特別な場合を除きωをそろえて各年撮ろうと思っています。
Flea3には一応慣れました。これからが楽しみです。
森田 行雄
●・・・・・題名: 木星画像 J110614
送信日時:
Wed 06/15/2011 12:28:37 JST
木星画像 J110614
今朝も雲の多い状態で透明度も悪い。 永続白斑「BA」周辺模様ですが、それから前方へ細いSTBが伸びている。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: セブでの皆既月食
送信日時: Thu
06/16/2011 13:55:03 JST
こんにちは
日本では今朝の皆既月食が見られた所は梅雨の時期と重なり、少なかったようです。セブではやや透明度が悪い条件でしたが、何とか皆既は見られました。赤みの濃い、綺麗な皆既食を楽しむことが出来ました。
阿久津 富夫
●・・・・・題名: ペリエ氏草稿
送信日時:
Wed 06/22/2011 00:39:28 JST
南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。
ぺリエ氏の連名noteの草稿読了しております。
ぺリエは多分元々earth-basedではElysiumの陰影暗化は検
出できないと考えていて、ゆっくりと色々な画像をreviewし
ようと思っていたところにいきなり私のDPcのそれらしい画像
がLtE(和文)Nowで出たので、魂消てElusiumの画像のreviewを
始めたのだと思います。そして「CMO
Galleryにそれらしい候
補は幾つか見つかるが、確実な陰影付きレリーフと言うには
どれも疑わしい。裸のElysiumを地上から検出するには、むし
ろ衝近傍の時期に“Bright
Elysium”として捉えるのが確実
である」と結論しています。
私の方の経緯は彼と少々異なります。Hindsightではありま
すが、沢山の衛星画像やHST画像を調べていて、Elysium
Mons
が欠け際近くで150km径ほどのこぢんまりとした陰影付き立体
像(A
snug little dome-like shadowed relief image)として
綺麗に見えている例を以前から把握していました。文献には
Elysium
Monsの径は200〜300kmと出ていますが、ゆるい富士山
形のprofileなので蔭が明瞭に出る径は遥かに小さくなるので
しょう。さて、火星像上での陰影付き出っ張りの検出について
は、影の出方がクレーターの場合と逆になりますが原理は一緒
なので、先のMellish問題についての拙LtEでご紹介した計算式
が使えます。すると、20秒角の火星像上で150km径の陰影付き
立体mound像を見分けるのに必要な最小口径は52cmとなって、
我がISMOの精鋭imagersの道具立てでも難しいことがわかりま
す。実際に、DPcやDPkやWFlの秀逸な画像上でもElysiumの“蔭
付きレリーフ像”は250km径ほどに肥大したものが殆どです。
彼らの優れた撮像/画像処理テクニックがボケながらも同火山
の陰影付き立体画像を何とか捉えることに成功したと私は解釈
しています。Bright
Elysiumの方は光学的に遥かに容易なので、
CMO
Galleryにも非常に多数の検出例が見つかります。
ということで、出発点が違うけれどもElysium
Monsの地上か
らの生の検出という点についてはぺリエと私とでほぼ同じ結論
に達したので、あと何点か疑問な点を指摘したいと思っており
ますが、”A
Brief Review of Elysium Mons itself as de-
tected
by Earth-based imagers”ということで、今回は彼の
単純なプロットを尊重しようと考えています。
これを契機に将来興味と機会があれば、それぞれの観点で
Elysium
areaを調べて議論を展開すれば好いかと考えており
ます。
Elysiumについては私自身は結構興味があります。例えば
Elysium
RiseやAlba
Monsは欠け際でも殆ど蔭が出ないほど緩
やかなprofileなのに季節によってdrasticな気象現象を示して、
あたかも惑星規模の風洞実験を見ているような気分さえ覚えま
す(Albaの上にボコボコと入道雲?が高層まで立っている衛星
画像を先日見ました)。
また、衝近傍期間にTharsis
Montesと連動するようにElysium
が見せる顕著なAntisolar
Brighteningについては、南先生も#378
のNote等でOlympus
Monsについて考察されていますが、その機序
はどうなっているのだろうとつい考えてしまいます(ぺリエも興味
を持っているようです)。いつかペーパーに纏めてみたい仮説を
暖めてはおります(かなり先の話です)。
ところで、上記関連ですが、Elysium
Monsを然るべきサイズ
(150〜200km径)でCMO以前に明瞭に捉えた地上からのスケッチや
写真や画像は幾つかあるのでしょうか?(ぺリエの持っているピク
の画像は楽しみです)。私には残念乍らあまり記憶にありません。
手許にありませんが、Leightonの綺麗なコダクローム写真には
Elysiumがdusk
terminatorにかかっていたかと思いますが、Mons
は写っていなかったような。佐伯恒夫氏の『火星とその観測』改
定増補242頁にはフールニエのElysium付近のスケッチが二葉載っ
ていて、その位置に好い大きさの暗点が描かれているように思えますが、これは何cm口径での観測でしょうか?
添付の画像はESA
ROSETTAの画像で、Elysium地域のAlbedo濃淡が参考になります。朝方terminator付近のクレーターの陰影立体像の出方も見事で、綺麗な画像です。東端にOlympusも見えています。
本日より医院慰安旅行で一泊二日で浦安のディズニーランドに出かけます。帰ってからぺリエにメールする予定です。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一
●・・・・・題名:
Re: CMO#386/Mk
送信日時:
Wed 06/22/2011 23:19:07 JST
南 政次 様 前略失礼します。
一太郎ファイル点検してアップしました。
Note と TYA で、指摘したところが直っていませんでした。
以下に挙げてありますので、プリントバージョンと比較して訂正があればお知らせ下さい。
リンクの動作は確認してあります。
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO386.pdf
それではまた。 草々 23:16
JST Mk
村上 昌己
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