いまから10年前はそろそろ大黄雲の発生で大騒ぎでしたね。そのためにCMOは月二回発行されることになりました。TYAはそのため二編入っています。

 さて、前回も触れましたが、#384LtEでビーシュ氏が、シーハン氏のメッリシュ問題に関する#383での論攷に「割と汚い言葉で」イチャモンを着け、問題だなぁと思っていましたが、今号には英文の方でシーハン氏がビーシュ氏の保守性を非難しています。英文の方で読んでください。なお、近内令一氏がシーハン氏側に立って、日本語と英語で論陣を張っていますから、和文だけを読んではポイントが分からないかも知れません。面白い論争ですので両方読んでください。又来号#386では南政次氏がこの問題に決着をつけたい考えのようです。

なお、ビーシュ氏がシーハン氏を似而非科学と呼んだことについては、ビーシュ氏に

http://www.alpo-astronomy.org/jbeish/Martian_Craters.htm

という「いかにも科学的な」論考があるからのようですが、南氏によればこれは「まやかし」だということのようです。ご期待下さい。

 

2011525

OAA火星課長 村上 昌己


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