特定非営利活動法人 花山星空ネットワーク
太田耕司(おおたこうじ) 京都大学理学研究科教授
1000億もの星からなる銀河。137億年の宇宙の歴史の中で、一体いつどのようにできたのでしょうか?最近、すばる望遠鏡等で、120億光年より遠い銀河が続々と見つかっています。宇宙が始まってわずか10億年頃のいわば赤ちゃん銀河です。その姿を紹介します。また、もっと昔の天体、宇宙誕生後わずか2億年頃の時代の、宇宙の一番星とでも言うべき初代天体の探査も始まっています。その探査の様子を、実際に観測にかかわっている現場(?)の立場から紹介します。
大野照文(おおのてるふみ) 京都大学総合博物館館長
この講演では、3つのことをお話します。まず、生命の誕生は宇宙の歴史と切り離なせないことです。特に、私達の体を作る元素については、ビッグ・バンやその後の出来事と切り離しては考えられません。次に、生命の誕生は、宇宙では比較的簡単なのかも知れないことを述べます。最後に、知的生命は、どの星でも進化の帰結として生まれるものではなさそうなことを述べます。地球上の生物の歴史を見ると、私達人類への進化は、必然的とは言い切れないこからです。
講演会終了後、引き続き同じ会場で第3回通常総会を行います。
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