特定非営利活動法人 花山星空ネットワーク
大石雅寿(おおいしまさとし) 国立天文台准教授
生命には始まり(生命の起原)があると言われる。ところが生命がどうやって発生し進化したのかについては、オパーリンのコアセルベートやダーウィンの進化論が代表例と言われるものの、簡単に回答が得られるものではないことも分かってきた。一方、1950年代にユーレイとミラーが無機物から放電によってアミノ酸を含む有機物を生成することに成功してから、宇宙と生命との関連が語られるようになった。
講演では、35億年前の地層中における微生物化石の発見、分子遺伝学の発展による様々な生物の遺伝子系統樹の作成、宇宙における多数の有機分子の発見や多数の太陽系外惑星の発見をはじめとして、天文学・化学・地質学・生物学などにまたがる分野である宇宙と生命に関する研究の最前線についてご紹介する。
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