NPO法人 花山星空ネットワーク
第3回 講演会

第3回講演会ポスター
ポスター [PNG / PDF]
  • 講演1: 松田卓也 神戸大学名誉教授
    「地球温暖化の太陽原因説」
  • 講演2: 小山勝二 京都大学教授
    「超新星で京都1000年の天文学を辿る」
  • 開催日: 2008年12月13日(土)

講演内容

地球温暖化の太陽原因説

近年の太陽黒点数の変化

松田卓也(まつだたくや) 神戸大学名誉教授

地球温暖化の原因は人間活動に伴って排出された二酸化炭素の温室効果であるという説が主流になっていて、二酸化炭素の削減が政治レベルで議論されています。しかし、科学的に見て、地球温暖化は自然要因であるとする科学者の数は無視できない程度に存在します。太陽活動が盛んになると、地球周辺の磁場が強くなり、銀河宇宙線が少なくなり、雲が減り、地上に到達する太陽光が増えて温暖化するという説が有力です。

超新星で京都1000年の天文学を辿る

すざく衛星により観測された超新星残骸 SN1006

小山勝二(こやまかつじ) 京都大学教授

京都は天文学1000年の故郷です。平安時代の最も有名な陰陽師、安倍晴明の息子や孫、ひ孫、そのまた子孫が重い星の最期の大爆発(超新星)を観測しました。客星、大客星と呼んでいました。約1000年前のこれらの記録は、藤原定家(小倉百人一首や新古今和歌集などの編者)の日記「明月記」に残されていす。いま私たちが明月記の記録の場所をX線望遠鏡で観測すると、大きさにして数十光年、温度が千万度もの巨大な火の玉が見つかります。最新の超新星観測から京都1000年の天文学を辿ります。

開催概要

日時
2008年12月13日(土) 13:30–16:30 (13時開場)
会場
京都大学理学研究科6号館 4階401号室
料金
大人 1000円 (NPO会員は700円)
高校生以下500円(NPO会員は300円)
対象
小学校高学年以上
主催
特定非営利活動法人 花山星空ネットワーク京都大学大学院 理学研究科附属天文台
共催
京都大学総合博物館京都大学宇宙総合学研究ユニット

申込方法

申込先
電子メール: hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp
往復はがき: 〒607-8471 京都市山科区北花山大峰町 花山天文台内 NPO法人 花山星空ネットワーク事務局
申込方法
電子メールあるいは往復はがきに以下の項目を記入してお申し込みください。
  1. 参加希望行事の名称 「12/13講演会」
  2. 代表者の氏名・ふりがな
  3. 参加人数(大人・子ども・会員別)
  4. 代表者の郵便番号・住所
  5. 代表者の電子メールアドレス (お持ちの方のみ)
  6. 代表者の電話番号
電子メールでのお申し込みの場合、件名は「12/13講演会申込」としてください。
お問合せ
電子メール: hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp
電話: 075-581-1461